


専 務:「自立すること」は店舗だけでなく、本社をふくめた全社員に言えることですよね。「現場第一主義」という言葉があるけど、それは現場だけで物事を進めるというわけではなく、それぞれが役割を果たしながら組織として動いていくことが大事で、各部署における一人ひとりが「今、店舗にとって何が最適か」を考え実行していくことだと思っています。

副社長:「笑顔と元気の創造」という新たな企業理念を打ち立てたのもちょうど2年前で、それが一つの大きな指標となりました。私は人と笑い合うことが好きだけど、ただ笑顔でいようというだけでなく、みんなが笑顔になるためにはどうするべきか。掘り下げて考えていくことで本当の「笑顔と元気」が創り出されていくはずです。そのための経営指針であり、行動規範「7つの考動」があるわけですから。
専 務:理念を具現化していく上では、社員一人ひとりの行動が大切になってきます。期間ごとに共通のテーマを設けて、店舗ごとに独自の取り組みを行う「笑顔と元気プロジェクト(SEP)」なども、理念をふまえたスタッフの頑張りにスポットをあてたい、ということから始まりました。よい取組や行動は会社全体で共有していくことも大事ですからね。一店舗から全店舗に広がった、お客様からコールがあった際に手を挙げて向かう「はい、私が参ります」の接客スタイルにしても、最初は恥ずかしいと感じるスタッフもいたようですけど、すぐに定着してご好評をいただいているようです。大事なのは自分たちを基準に考えるのではなく「お客様がどう感じるか」ということで、こうしたお客様にとってよいものはどんどん取り入れたいですね。
副社長:取り入れるにあたっては、あらためてサービスというものを見直すきっかけにもなったと思うんですよね。お客様にとっては、「あ、今向かってきてくれている」と分かりやすいだろうし、いきなり後ろから来てパッと何かを渡されるよりもよいはず。私たちは変えていくことを望んでいるので、こうした新しい意見はどんどんすくい上げていきたい。みんなの積極的な意見がユーコーを動かす原動力になるはずです。
専 務:そうですね。社員に対しては、まず何より自分の人生に対して能動的な人であってほしいと思っています。行動規範 「7つの考動」でも「主体的であること」を一つの柱にしていますが、常に前へ、前へ進んで行こうという能動的な姿勢があれば、その先の道も拓けていくはずですから。
副社長:今年の入社式で新入社員へ向けて「失敗を恐れないように」という話しをしましたが、考えた上での失敗は、ある意味成功とも言える。次はどうやって成功しようかと考えること、そのものが成功と言うか。店長たちも苦労を重ねてきた人の方が、対処法の引き出しの数が多いと思います。ユーコーには失敗をカバーできる力がありますし、フォローできる人財もいる。失敗を失敗で終わらせないで、成功に変えていける思考が大事ですね。
専 務:そこが「プロセスを大事にしたい」ということでもあります。そうすれば、自分なりのやり方を確立して、組織の中で役割を精一杯果した後に、何かを蓄積していけるのではないかと思います。さらに言えば、そうした行動の裏には、より高い次元での価値基準を持ってほしい。自分にとっての「好き、嫌い」や「損か、得か」といったレベルでなく、より広い視野に立ち「正しいことを正しい」と言える価値観や実行していく力。こうしたことが企業理念を実現することにもつながっていくはずです。
副社長:ところで企業理念といえば、それを伝えるために誕生したキャラクターも、さらに広まっていって欲しいですよね。お客様との接点を増やしていく上では様々な使い方があるでしょうし。
専 務:キャラクターはユーコーのパーソナリティーを表す代弁者ですし、キャラクターを通しての方が私たちの想いを伝えやすい部分もありますしね。みんなに愛されるキャラクターとして浸透していってほしいです。
副社長:この先10年後、20年後を見据えて常に変化をしていくことが必要です。競合企業にも参考になる部分はたくさんありますが、やはりユーコー自体がライバルだと感じています。ユーコーのスタッフは本当にみんな明るくいきいきしていて、それが他社とは違う誇れることの一つかもしれません。楽しんで仕事をしてくれていて、それが一番嬉しいところですよ。もちろん、その中ではユーコーの店舗同士がライバルとして切磋琢磨していっているところもありますし。
専 務:たしかに他社がどうだからではなく、「自分たちがどうなんだ?」ということが一番大切にしたい部分ですね。自分たちがやっていることに自信を持ってほしいし、また、競合企業は営業的にはライバルではあるけど、広く見ればこの業界全体をよくしていくパートナーだと思いますしね。そのために私たちも持続的に発展していくことを考えていかなければならない。
副社長:今年のテーマの一つとして「継続」という言葉を挙げましたが、それはみんなで作った計画をきちんと完遂したいという想いから。信念を持って続けていくことで、これまでと違った景色が見えてくるだろうし、お店って、会社ってこんなに変わるんだよということを知ってほしかった。あと「継続」は未来永劫という意味も含めていて、何があってもブレない体力作りも必要だし、ユーコーが100年、200年と続く会社になるようにと願いを込めた言葉でもありました。
専 務:そうですね。続けることによって作り上げられるものがある。それをみんなが再認識して頑張ろうと思える会社にしていきたいですね。そして全社員の力を合わせ社会に対して「笑顔と元気を創造」していく企業であり続けたいと思います。